こんにちは、NY在住でDJと楽曲Produceを生業としている “DJ Kaz Sakuma” です。
(僕の詳しいプロフィールとNYでの活動などについてはこちらからどうぞ!)
このサイトでは、日米のレコードレーベルからの
楽曲リリースを数多くこなしているプロデューサーである
僕自身の経験と知識をもとに、
現代のクラブミュージックのトラック制作についての手解きをしていきます!
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Contents
AbletonLiveで『パンニング』PANを振って音を散らそう
僕のこのサイト『Make Inspiring Beats』を読んで・動画を観てくれて
DTMに取り組んでいるあなたは
これまでにオーディオファイルやMIDI音源を使い
さらに「ドラムラック」や「インパルス」といったインストゥルメントを使って
複数のトラック(楽器パート)を重ねて同時に鳴らすやり方が
できるようになってきたことと思います!
トラック(楽器パート)が増えてくると大事になってくるのが
「音の振り分け」です。
そこで今回は!
「Ableton Live 10」に限らず他のDAWソフトにも必ず備わっている
『PAN(パン)』と呼ばれるツマミや機能の使い方について
なるべく分かりやすく解説してみたいと思います!
音を散らして楽曲全体の聴こえ方に広がりを持たせる
はい、この『PAN』と呼ばれる機能は
「音の定位」という領域のお話になるのですが、
これはDTMや楽曲制作全般においてとても大事な考え方になります。
ではそもそも「音の定位」とはなんなのか?というと
各楽器パートの(左右の)位置関係のことなんですね。
例えば、あなたが好きなバンドのコンサートを観に行ったとしますよね、
そのときに、必ずボーカルが真ん中、ドラムがその後ろにあって
ベースやギターが横にいる、といったようなイメージです。
なんとなく分かってきましたか?
バンドはけっして全員が真ん中にいるわけでも
全員がステージのどちらかにいるわけでもないですよね?
各楽器パートがステージ上にバランスよく配置されているはずです♪
サッカーや野球のポジショニングも同じような考え方ですね!
あなたが毎日耳にする音楽もけっして全ての楽器パートが
1箇所から聴こえてくるわけではなく、
左右いろんな位置から各楽器パートの音が鳴っている
つまり、
バランスよく左右に散っているはずです♪
こうすることによって、
楽曲全体の聴こえ方に広がりを持たせるというわけなんですね!
はい、この「楽曲に広がりを持たせる」という役割りをする機能が
『PAN(パン)』と呼ばれるもので、
このPANの操作をすることや音の定位をいじることを
『パンニング』という言い方をするんですね。
分かってきましたか?
では、以下で実際に『PAN』の操作をして
聴き比べをしていこうと思いますので、
ヘッドフォンやイヤフォンを付けて聴いていきましょう♪
PANを振るためのサンプル音源を追加
では、以前の記事
「簡単なコード進行に沿って『ベースライン』を付け足してみよう!」
で組み立てたループを使って解説していきますので、
一度聴いて思い出しましょう♪

はい、このようなループでした!
ここに、今度は「Samples」から
「altoFX-06」という音源を、

『Simpler』の中に入れて重ねてみます。
下の画像の赤い矢印をした2ヶ所で鳴らしてみます。

このようなかんじでループの上に「altoFX-06」を重ねてみました。
ただし、この状態だと
この「altoFX-06」という音源は真ん中から聴こえていますよね?
では、ここから『PAN』という機能を使って
音を左右に振り分けるやり方をみていきましょう!
PANを振ってみよう!
では、
「altoFX-06」をアサインしている『シンプラー』の中で
『PAN』を振り分けてみましょう。
まず、『シンプラー』の右上のタブ「Controls」を選ぶと、

このような表示になりますので、

↑赤で囲んだ部分に注目してください!
はい、これが『PAN』です。
ここで表示されている「C」は「Center(センター)」の頭文字なので、
この状態では音源が真ん中で再生されるわけです。
なので、この「C」の部分をマウスで掴んで下に引くと左に振られ、
上に引くと『PAN』が右に振られるということになります。
操作自体は、いたって簡単なんです!
ここでは、例として『PAN』を左に半分の25振って聴いてみましょう。

はい、「altoFX-06」が左から聴こえてきましたよね!
時計で例えると9時の位置から聴こえているはずです。
では、次に、「altoFX-06」のトラックを複製して
上の方のトラックは左に25、コピーした下のトラックは反対の右へ25
それぞれ振り分けて聴いてみましょう。

どうですか?一回目が左から、二回目は右から、というかんじで
「altoFX-06」が左右に振り分けられているのが分かりましたか?
まとめ
このように、
今回は楽曲を制作していく上でとても大切な要素
「音の定位」「音の配置」を操作する『PAN』という機能について
解説してみました!
今後はこういった、
音の位置関係というものを意識しながら音数を増やして
バランスの良い音づくりをしていくよう意識しましょう!!
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