こんにちは、NY在住でDJと楽曲Produceを生業としている “DJ Kaz Sakuma” です。
(僕の詳しいプロフィールとNYでの活動などについてはこちらからどうぞ!)
このサイトでは、日米のレコードレーベルからの
楽曲リリースを数多くこなしているプロデューサーである
僕自身の経験と知識をもとに、
現代のクラブミュージックのトラック制作についての手解きをしていきます!
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Contents
Ableton Live 10ピッチの違うハイハットの打ち込み方
今回は、
前回の記事「Ableton Live 10 ベース音にサチュレーターをかける」
のなかで使った、僕のデモ曲を再度使って
『ピッチの違うハイハットの打ち込み方』について触れてみようと思います!
ここで言う「ピッチ」とは、音程のことですよ!
ハイハットのような打楽器に音程をつけるというのは
実際のドラムの演奏じゃそんなことできませんからね、
ものすごくDTM的というか、DTMならでは、ですよね。
でも、この手法は聴こえ方がすごくカッコよくて
近年のクラブミュージックやダンスミュージックの楽曲のなかでは
かなり頻繁に取り入れられています。
かくいう僕自身も、例えば昨年ユニバーサルミュージックさんより
リリースさせていただいた『R-NABY / On The Way』のなかでも
この手法を使っています↓
(0″37 あたりから入ってくるハイハットに注意して聴いてみてください♩)
どうですか、わかりましたか?
それでは、さっそくその作り方をみていきましょう!
ドラムラックに同じハイハットを複数アサインしてトランスポーズする
まずは、
このサイトではおなじみの『Drum Rack』をMIDIトラックにアサインし
同じハイハットの音源を複数のパッドに割り当てます。
↓こんなかんじです

↑「HiHat (7)」という同じ名前のハイハットが複数ありますよね。
そしたら、次に『Spectrum』を使って周波数を確認しながら
それぞれのハイハットをチューニングしていきます。
その際に、
その曲のスケール内の音階に合わせると、尚良いでしょう♩
この曲はBナチュラルマイナーのスケールなので
音階は、B-C#-D-E-F#-G-A-B です。
なのでまずは、メインとなるハイハットを「B」に合わせます。
この音源の場合はもともとが「A#」なので、「+1」にトランスポーズして「B」ですね。

同じように、他の2つもスケール内の音階「A」と「G」にチューニングしてみます。
こちらが、「−1」で「A」の音程↓

さらにこちらが、「−3」で「G」の音程にしてみました↓

はい、以上で3つのハイハットのピッチの設定が完了です!
ではいよいよ、MIDIクリップ内にノートを入力していきましょう♩
MIDIクリップ内にノートを入力する
ハイハットの打ち込み方に関しては
とくに決まりなどはありませんから、
自分の好きなようにパターンを組み立てていきましょう。
その際に、
ところどころ連打したりしながら
同時に音程の違うものを織り交ぜてみましょう。
ループ全体だと画像が長〜くなってしまいますので、その後半の一部になりますが
こういったかんじでピッチの違うハイハットのMIDIノートを入力してみました↓

では、まずハイハットをソロで聴いてみましょう♩
どうですか?
ところどころピッチが違っているのがわかりましたか?
では最後に、すべてのトラックを鳴らしてみますので、
このハイハットに注意して聴いてみてみましょう♩
どうですか?
ループの中でのいいアクセントになっていますよね♩
まとめ
というわけで、今回は
「Ableton Live 10」の『Drum Rack』を使って
ピッチの違うハイハットの作り方
について解説してみました!
すごくシンプルな方法なので、
ぜひ曲のなかのアクセントとして取り入れてみてくださいね。
詳しいやり方に関しては
目次の上に貼ってある動画を参考にしてください。
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