こんにちは、NY在住でDJと楽曲Produceを生業としている “DJ Kaz Sakuma” です。
(僕の詳しいプロフィールとNYでの活動などについてはこちらからどうぞ!)
このサイトでは、日米のレコードレーベルからの
楽曲リリースを数多くこなしているプロデューサーである
僕自身の経験と知識をもとに、
現代のクラブミュージックのトラック制作についての手解きをしていきます!
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Contents
Ableton Live 10「Simpler」を使ってみよう!
今回は、Ableton Live 10にデフォルトで入っている、あるアイテム
「Simpler」というもののを使い方について解説してみようと思います!
以前に「まずは簡単なドラムのループを組んでみよう!」という記事で、
トラック上にオーディオファイルを貼り付けていくドラムの組み方をやってみましたよね?
そしてそこから、少し進んで
「DTMにおける「MIDI」とは何なのか?についての初歩的な説明」では、
MIDIというものについての理解もできたと思います!
そこで今回は、「オーディオファイル」と「MIDI」の両方を併せて使って
もう1ランク上のドラムの組み方を実践してみましょう♪
はい、つまり、「MIDIトラック」の中に「オーディオファイル」を挿入して、
その「オーディオファイル」を「MIDI楽器」として扱う、という意味なんですね!
もっとわかりやすく言うと、
この「Simpler」は音源が入っていない「空っぽの楽器」というイメージで、
その中身の音色として自分が使いたいサンプル音源を自由に選べるわけです。
つまり、いままでトラック上に一つひとつ貼り付けていた「オーディオファイル」を
「MIDI楽器」としてキーボードで音階をつけて「演奏」ができるようになる、
ということです!
はい、そういうことです!
「MIDIトラック」の中に、この「Simpler」というものを入れて
一度「Simpler」の中で「オーディオファイル」の設定さえしてあげれば、
あとは他のMIDI音源と同じような感覚で
クリップ内でMIDIノートを入力して鳴らすことができるようになる
というとても便利なアイテムが「Simpler」なんですね!!!
「Simpler」の使い方、要点まとめ
細かい使い方については、上の方に埋め込んでいる動画で解説していますので、
以下は要点をまとめていきますね。
①「Simpler」の場所
「カテゴリー」の中の「Instruments」を選ぶと、右枠の部分に「Simpler」を
見つけることができるので、
トラック上にドラッグして「Simpler」用のMIDIトラックを作りましょう。
②「Simpler」の中にサンプル音源を入れる
「Simpler」用のMIDIトラックができたら、次にすること
それは、「Simpler」の中に自分が使いたいサンプル音源を入れる!
(下の画像の赤枠の部分)
サンプル音源をドラッグすると、このように読み込んでくれます。
③「MIDI」として扱えるようになる
こうすることによって、
これまで「オーディオファイル」として扱っていたサンプル音源が
MIDIキーボードで鳴らすことのできる「MIDI音源」へと変わるわけです!
また「Simpler」内の音量調節は、右下の「Volume」ノブで調節できますが、
僕の経験では、
だいたい「−5dB」くらいで元々の音源と同じくらいの大きさになりますよ♪
④「Simpler」内のMIDIの基本音階は「C3」
次にトラック上にMIDIクリップを作って、
クリップ内でMIDIノートを入力する際に覚えておきたいのが、
「Simpler」内に入れたサンプル音源の基本の(元々の)音階の初期設定が
「C3」
になっている、ということです。
この点だけは、覚えておくと「あれ?どの音階が元の高さだっけ?」
とならずにすみます♪(笑)
もし、サンプル音源自体のピッチ(音程)を調節したい場合には、
下の画像の赤い矢印の部分「Controls」というタブを押して
「Transpose」と書かれた数字にカーソルを当てて上下にドラッグすれば
好きなように調節が可能です♪
⑤ MIDIキーボードで音階が弾けるようになる
このようにして「Simpler」の中に入れたサンプル音源は、
キーボードで音階が弾けるようになり
結果として下の画像のように
MIDIクリップ内で簡単に音階をつけて再生するすることが可能になるわけなんですね!
⑥ サンプル音源の差し替えが簡単にできる
そして、この「Simpler」を使う上で、もっとも便利な点、
それが!
サンプル音源の差し替えが簡単にできる、という点!!!
例えば、これが先ほどのサンプル音源↓
この中に、別なサンプル音源をドラッグするだけで
このように一瞬で差し替えが可能になるんです!!
めちゃめちゃ便利ですよね!!!
まとめ
このように、「Simpler」という「空っぽのMIDI楽器」を使って
その中に音源をドラッグして当てはめてあげるだけで、
キーボードで音階が弾けるようになるだけでなく!
さらに、
サンプル音源の差し替えも簡単にできるようになるんです!
このやり方を使ってドラムを組んでいけば、
あとあと楽曲の展開がある程度できてきて
「やっぱりスネアの音色を変えたい!」
と思ったときに、
クリップを一切いじることなく、サンプル音源をドラッグするだけですむわけなんですね!
ぼく自身も、ドラムはもちろんその他のサンプル音源も
基本的にはこの「Simpler」や、その上位版である「Sampler」というものを使って
なるべく「MIDI」で打ち込み入力していくよう心がけているんです♪
「Simpler」と「Sampler」の違いに関しては、
また別の機械に解説してみたいと思いますので、
まずはこのシンプルなサンプラーである「Simpler」を使えるようになってくださいね。
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