音割れを防ぐ「リミッター」というエフェクトを挿してみよう!

 

こんにちは、NY在住でDJと楽曲Produceを生業としている “DJ Kaz Sakuma” です。

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このサイトでは、日米のレコードレーベルからの

楽曲リリースを数多くこなしているプロデューサーである

僕自身の経験と知識をもとに、

現代のクラブミュージックのトラック制作についての手解きをしていきます!

 

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音割れを防ぐ「リミッター」というエフェクトを挿してみよう!

 

今回は、トラックの音割れを防ぐために使われる「リミッター」というエフェクト

についての説明をしてみたいと思います!
 
 
MIB生徒
音割れってどういうこと?なぜこのリミッターっていうのを使うの?
 
 
音楽制作では、各トラックで入力・出力される音声データのことを
 
「信号」という言い方をします。
 
 
この「信号」が、ある一定の値、つまり楽曲が正常な音量で再生される限界値を
 
越えてしまうと「音が割れている」という状態になり
 
とても耳障りのよくない音に聴こえてしまいます。
 
 
この状態を避けるために、「信号」のピークを適正な音量の値まで
 
自動的に抑えてくれる便利なエフェクトがこの「リミッター」ということなんですね。
 
 
エフェクトとは、音質を変えたり、音にいろんな効果を与えたりする機能のことでしたよね!
 
 
楽曲を制作していく過程で、たくさんのサンプル音源やその他の音を
 
追加していくとどうしても音量が大きくなってなってしまいます。
 
 
そんなときに!
 
 
「音が割れないように」この「リミッター」というエフェクトを使うということなんですね。
 
 
MIB生徒
なるほどね、自動で音量を抑えてくれるんだ?使い方は簡単なの?
 
 
そうです、自動で大きすぎる音量を抑えてくれて、
 
使い方は、マウスでドラッグ&ドロップするだけ、とっても簡単なんです!
 

リミッターの挿し方

では、さっそく「リミッター」の挿し方をみてみましょう。
 
繰り返しますが、とっても簡単です!
 
 
 
まず、Ableton Live 10の基本画面であるアレンジメントビューの
 
ボトムの空白部分に注目してみて下さい↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上の画像では、全体の音が再生されるトラックである「マスタートラック」
 
(ピンク色の部分)を選択している状態で、ボトムの部分が空っぽになっています。
 
 
この状態がどういうことかというと、この「マスタートラック」には
 
何もエフェクトが挿入されていない初期状態、ということになります。
 
 
この状態で一度再生して見ると、
 
「マスタートラック」の右側の音量メーターが真っ赤になっていますよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この状態こそが、「音が割れている」という状態なのです!
 
なので!
 
この「マスタートラック」に「リミッター」を挿してみることにします。
 
 
では、「リミッター」がどこにあるのかというと、
 
下の画像の左側カテゴリーの「Audio Effects」にカーソルを置くと、
 
右側に「Limiter」という文字が書いてある箱(水色の部分)がありますね。
 
これがその「リミッター」です!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この箱をドラッグして、「マスタートラック」の部分(下の画像の赤枠の部分)
 
にドロップして放り込む!これだけです。かんたん!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すると、上の画像の左下の部分に「Limiter」と書かれたエフェクトが
 
挿入されました。
 
この状態で、もう一度曲を再生してみると、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上の画像のように、ピークを越えない緑色の正常な状態になっているのがわかりますね。
 
これが「リミッターが効いている状態」というわけです。
 
ここで「Limiter」の箱に注目してみると、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんなかんじに赤マルの部分が黄色くなっています。
 
これは、ピークを越えた音量を「リミッター」がどれだけ抑えているか
 
というメーターなんです。
 
 

各楽器のトラックにもリミッターを挿しておこう!

はい、こんなかんじでとても簡単に挿すことができました!
 
この「リミッター」は、マスタートラックだけでなく、
 
使っている各楽器のトラックにも挿しておくと、より確実に
 
「音割れ」を避けることができるので、一つ一つのトラックに挿すように心がけましょう♪
 
 

この章のまとめ

この章では、

「音割れを防ぐ『リミッター』というエフェクトを挿してみよう!」ということで

実際にAbleton Live 10にデフォルトで入っている「Limiter」を挿す

やり方を実践してみました♪

 

以下の6つをメモしておこう!
  • 音楽制作では、各トラックで入力・出力される音声データのことを「信号」という
  • 「信号」が、ある一定の値を越えてしまうと「音が割れている」という状態になってしまう
  • 「信号」のピークを適正な音量値まで自動的に抑えてくれるエフェクトが「リミッター」
  • 画面左側カテゴリーの中の「Audio Effects」にカーソルを置くと、右枠内に「Limiter」という箱を見つけることができる
  • この箱をドラッグして、トラック内にドロップするだけ
  • 「リミッター」は、マスタートラックだけでなく、使っている各楽器のトラックにも挿しておくと、より確実に音割れを防ぐことができる
 

この内容は、目次の上に貼ってある動画でも解説していますので、

ぜひそちらの方も参考にしてみてください。

 

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